肉離れは、ダッシュなどの動作で筋肉の収縮時に反対の伸ばされる力が加わるなどの急激な過伸張ストレスが加わり、そのため筋肉の断裂が起こる傷害の一般的総称です。
テニス選手、陸上選手(特に短距離)、サッカー選手、などの急激なダッシュとストップ、ジャンプ動作が繰り返し行われる競技で多発すると言われています。
例えばふくらはぎの筋肉が収縮しようとしている時に、地面を蹴って足関節が背屈(ふくらはぎは伸ばされる)方向に力が働いた場合、筋肉がこのストレスに耐えられずに断裂したりします。また断裂した空間に出血が貯まることもあります。
プロスポーツ選手から部活の選手まで、幅広い年齢層で起こることも特徴の1つで、発生頻度も比較的高い外傷です。筋肉の疲労や気温の低さも発症の原因となります。
肉離れは同じ部位で再発を繰り返しやすいので、怪我をしてしまった後はしっかりとした処置やリハビリをする事が重要となります。
断裂部の圧痛と運動時の痛みが主な症状で、肉離れをして2、3日ほど経過すると、皮膚表面に内出血が現れることもあります。
歩けないぐらいの痛みがある場合は重症と言えます。
腓腹筋(ふくらはぎ)の内側、大腿ハムストリングス、大腿四頭筋、股関節内転筋、上腕二頭筋、まれに腹直筋でも発生します。
身体の歪みは肉離れ発症の遠因であり、筋肉が疲労しているとその発症リスクが高まります。一部分の筋肉ばかりに負担がかかってしまいやすいからです。
損傷した筋肉が緊張してくるため、患部を中心に筋肉の緊張を緩和させる必要があります。
炎症・圧痛の消失とともにストレッチを導入し筋肉の柔軟性を改善させます。
適切な処置をせずに放置しておくと、弾力や柔軟性のない再断裂を繰り返しやすくなる危険性があります。
肉離れなどのケガをされている方、ケガを繰り返してしまう方の多くは、骨盤にゆがみがあるというケースです。
そのため、いくらマッサージを受けても、すぐに再発してしまうのです。
早めに腰痛を根本から解消しておくことで、毎日快適に過ごせるようになりますし、ぎっくり腰やヘルニアなど他の症状に対する不安も無くなるでしょう。
腰痛施術は、ひだか接骨院の得意分野のひとつです。
全身の骨格を整え、ゆがみやねじれを取り除き正しいバランスへと戻していきます。
受傷後1週間程度で痛みが軽減して歩行が可能になれば、患部に負担がかからないようにストレッチを軽く行っていきましょう。
受傷後3週間くらいで圧痛がなくなれば、徐々に軽いランニングなどのトレーニングを再開できるようになります。
患部に硬さがあるうちにハードな練習を行うと再発してしまうこともあるので練習の強度を気をつける必要があります。
100%の力を発揮してのジャンプやダッシュが可能になるまで回復するには約6週間ほどが目安とされています。
運動時の痛みが治まったら、再発予防を目的として断裂部やその周辺の関節の可動域、筋肉の柔軟性獲得と維持のためのストレッチや、軽い筋力トレーニングを行い、患部に負荷をかけすぎないように気をつけましょう。
6週間経過して、足関節の背屈ストレッチングや抵抗運動、ハーフスピードダッシュ、軽い両足ジャンプなどを行っても、痛みや違和感がまったくないようであれば、スポーツ動作を徐々に再開していきましょう。